PCBとは?
PCBとは
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ポリ塩化ビフェニル (Poly Chlorinated Biphenyl) の略称で、炭素、水素、塩素からなる工業的に合成された油状の物質です。
PCBは、無色透明で化学的に安定しており、燃えにくい・電気を通さない、などの性質を持っているため、電気機器の絶縁油、加熱や冷却用の熱媒体などに使用されてきました。
PCBは理論的に209種類存在し、中でもコプラナーPCB(※)と呼ばれるものは毒性が極めて強くダイオキシン類として指定されています。
※共平面状構造のPCB
PCB廃棄物の処理は義務化されています。
PCBが昭和47年に製造・使用が禁止されて以降、30年に及ぶ長期の保管のため、紛失や漏洩が起きています。
このため、平成13年にPCB廃棄物適正処理推進特別措置法が制定され、平成28年7月までにすべてのPCB廃棄物の処理が義務づけられました。
PCBは何に使われているのか?
PCBを使用している代表的な電気機器
※それぞれの機器にPCBが含まれているかどうかは、型式や製造年月日をもとに、各メーカーにお問い合わせください。
※上記の電気機器の他、PCBを含む電気機器には、低圧トランス・低圧コンデンサ・その他機器(リアクトル、サージアブソーバー、計器用変成器等)があります。これらもPCB特別措置法の届出が必要となります。
登録が不要な機器を登録していませんか?
当社ではPCB廃棄物の仕分けを行い、PCB廃棄物として登録する必要のない機器を排除することにより、お客様の負担を軽減させていただきます。
中小企業の皆様へ
「中小企業者等(PCB廃棄物処理料金)軽減制度」の対象になる企業については、処理料金の70%が軽減されます。対象となるPCB廃棄物は、高濃度で9kg以上のトランス類・コンデンサ類です。
対象条件に関して様々な規約がございますのでお問い合わせください。